7.最北端・稚内の旅を先取り <1>

ゴールデンウィークを利用して、札幌から車ではるばる稚内までやって来ました。本来、稚内に来るのはJR線完乗を果たし、その最後にしようと決めていましたが、とある都合から来てしまい、そのついでと言うには何ですが、列車に乗ってみることにしました。

ひとまず、上り始発列車に乗って下りの始発列車に乗って戻ってくる、というルートを考え、まずは宿の最寄駅、南稚内駅にやって来ました。しかし、かなり時間があったのでタクシーで稚内駅まで行ってもらい、ここで名寄行き普通列車の改札を待つことにしました。


稚内から主な駅への距離が書かれています。

稚内桟橋方面を望みます。

日本の南端、指宿駅までの距離です。

早速、始発となる6時38分発名寄行き普通列車に乗車します。名寄以北の「宗谷北線」と呼ばれる区間では、列車は単行のキハ54に統一されており、独自のロゴマークを貼り付けてあります。そんなこの列車には、旅行者と思われる人しか乗っておらず、夜行の特急「利尻」で来て折り返したのか分かりませんが、ゾーン券を持っている人がほとんどでした。

列車は稚内を出ると、住宅地を通り抜けて南稚内へ到着し、すぐに発車していきました。南稚内から次の抜海までの区間は、道内では屈指の景観を誇り、夏季に運転されるトロッコ列車はこの区間に限って乗車できます。やがて無人の丘陵地帯に入ってくると、右手に海岸線が見え、天気が良ければ「利尻富士」と呼ばれる利尻山(標高1721m)が見られます。そのうちこの看板が見えてきて、稚内に向かいながら見れば格別の思いが沸き上がるでしょうが、それは次回に取っておきたいと思います。

それにしても、このあたりは列車の撮影のために張っている人が稀にいるらしいのですが、どこからどうやって来るのだろうと同時に思っていました(笑)

海岸線が見えてくると同時に、この地帯を走る道路が見えてきます。ここは道道106号稚内幌延線といい、幌延からずっとこのような景色をたどるルートです。前日、車で札幌を出発してから道央自動車道に乗り、なぜか留萌へ建設中の深川留萌道を経由して留萌へ行き、オロロンラインと呼ばれる国道232号線を北上してこの道路に入る、時間のかかるルートを来たのです。途中にガードレールは全くなく、電柱も途中の交差点にある信号付近にあるくらいであとは非電化の線路のように道だけが敷いてある、というところです。ただ、冬は強い地吹雪があるようで、道を走っていると吹雪避けのためのスノーシェルター(トイレも完備)があります。

列車は勇知駅に定時に到着し、私一人が下車することになりました。次の兜沼駅で列車の交換があり、その列車に乗って稚内へ戻ろう、という計画です。

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