8.ヘルシーウォーキング号で行く、富良野線の旅 <3>

富田ファームから5分ほど歩いて、臨時に開設されているラベンダー畑駅へ戻ってきました。予想はしていたんですが、順番を守ろうとしない観光地にありがちな人の群れに押されながらも、なんとか1両しかない自由席車に腰掛けることができました。

およそ2年ぶりとなるノロッコ号の乗車になりました。前回はちょうどこのHPの開設当初で、取材としては最初だったので何か特別なものを感じます。ところで、この日の天気予報の言葉で「内陸を中心に蒸し暑くなる」通りの暑さで、歩いていて非常に厳しかった中、窓のない列車は走り出すと快適な風を乗客に浴びせていました。

富良野向きには機関車が先導しますが、美瑛向きに走るときには「オクハテ510」形という、意味としては「35トン前後の重量で、運転台がある普通車の展望車」が先頭になります。

美瑛に到着したのが15時3分で、ヘルシーウォーキングのゴール地点に指定されているこの駅には、すでに行程を終えて辺りで休んでいる姿が目につきました。それを横目に、15時23分発の旭川行きに乗車します。数年前まで、旭川を起点とする普通列車に行き先ごとの愛称がついていて、最近では駅でも言わなくなりましたが、方向幕やサボにはいまだそのまま残されています。ちなみに、富良野と旭川を結ぶ列車は「ラベンダー」です。

美瑛から2つめの千代ヶ岡で下車し、約20分後の富良野行き列車を待ちます。駅前から出ている美瑛行きバスの時間次第では北美瑛駅の訪問ができるかと思ったのですが、時刻表は乗って来た列車到着の1分前を示しており、定刻に通過したとは思いませんが、しばらく待っても来なかったので当初の計画通り列車で戻ることにしました。

中富良野で「富良野・美瑛ノロッコ」6号との交換がありました。この日のノロッコ号の運転は旭川行きとなって終了し、また翌日に旭川を発って美瑛と富良野を往復します。美瑛から旭川までノンストップですが、速達列車よりも早いわずか23分で駆け抜けてしまいます。

富良野の1つ前、学田駅で下車します。ここからが最後の山場とも言えるウォーキングで、およそ3kmをなんとか汗だくになりながら無事富良野駅に辿り着き、札幌行きの臨時列車に乗車することができたのでした。

列車に乗ると、約14kmを歩ききった疲れから眠りについている人、今日の成果やこんなことがあったという思い出話にふける人、明らかにヘルシーウォーキングに参加せずに移動の手段として乗っている人、それぞれの思いを乗せて途中ほとんど下車する人がいないまま岩見沢駅に到着しました。なぜか私はここで降りることにして・・・

特急「スーパーホワイトアロー」26号に乗車することにしました。一日散歩きっぷなので別に乗車券と特急券が必要になりますが、途中幌向で見送った臨時快速を高速で追い越し、そのまま乗っているより16分早く札幌駅に到着しました。

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