10.雨の津軽海峡・海底駅めぐりの旅 <3>

13時11分、森を発車して海岸線に沿って初乗車となる砂原回りを行きます。次の東森駅までは2kmほどと短いですが、開通当初は東森と砂原の間で、東森から森までの間は歩かされていたそうです。その後、五稜郭〜長万部間の複線化構想に伴って国鉄に買収され、駅の数は変わらないものの、駅の位置を数百メートル移動させられました。

列車は、砂原線開通当初の終点である、渡島砂原駅に到着すると、7分間の停車があるので駅舎の外に出てみました。スタンプラリーも行われているようで、いったん列車を降りてスタンプを押す姿が見られました。

列車の交換は結局ありませんでした。しかし、列車に乗らずに撮影のために訪れている人が多く、この先立ち寄った駅に警備員が配置されていて、線路内に入って来ようとする人を注意していたりしました。

SLでは沿線の名物を販売しているものですが、SL大沼号ではやはり、というべき大沼だんごが売られていました。明治38年の函館本線開通以来から変わらぬ製法を受け継ぐもので、中は一口サイズの小さな団子を敷き詰めた上に醤油ダレと漉し餡を敷いたもの(餡の代わりに胡麻ダレのものもあります)です。私が特急で札幌へ帰る際に必ず車内販売で買っているものですが、1往復するとたいてい売り切れてしまうので、すぐに買うことをおすすめします。

続いては、鹿部駅で7分の停車となりました。

こちらでも、SLは黒煙を上げて7分間を過ごしていました。スタンプも用意されていて、こちらは委託らしい人が一通り押し終わったと見るとそれをしまい始めました。

14時11分、2002年4月に開業したばかりの流山温泉駅に到着し、ここで下車することにします。こちらは単線の簡単なつくりの駅で、温泉の営業時間外と思われる早朝・深夜は普通列車が止まりません。

温泉の他の名物(?)として置いてあるのが、200系F35編成の3両(1号車、11号車、12号車。11号車はグリーン車)です。しかし中に入ることはできず、結局何のために置いてあるのか、という疑問が残るだけになったのですが・・・。

駅ホームから撮影したものです。一見するともう何十年もそのまま放置されている廃屋と思えますが、これが流山温泉の施設です。中は日帰り温泉と小さな物産店やレストランの入ったごく普通の建物ですが、現在のところここ以外に営業している施設がなく、非常に寂しい感じがしました。とりあえず、1時間ほどの間にまず施設を少し見てから、となりの銚子口まで歩いて行くことにします。

流山温泉への道は全くと言って良いほど整備されておらず、1車線の細い未舗装道路が大沼を1周する道路につながっているだけです。2003年になると、パークゴルフ場やキャンプ場など、温泉設備がぽつんとある状態からは脱却できますが、集客面でどうなるのかは心配になるところです。

直線距離は短いですが、並行する道路がないために遠回りになって、30分ほどで銚子口駅に到着しました。ここで函館行きの列車に乗り、途中七飯で函館から到着したばかりの列車を前に連結して函館に向かって行きますが、桔梗で降りて大中山へ折り返し、再び函館行きに乗車してこの2駅の訪問を済ませました。

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