34.Birthday Trip V 〜みちのくひとり旅〜 <2>

9時4分に盛岡に到着して1時間ほど余裕があるので、新幹線ホームに行ってみました。すると、13番線には「はやて」として運転されるE2系が止まっていました。外見上は大まかな見方ですがそう変わっていませんが、新しいATCを積んでおり、減速時の衝動を抑えるなどの特徴があるようです。

これまでの東北新幹線では停車駅のパターンがばらばらでしたが、今度の改正から速達タイプの「はやて」、大宮から宇都宮・福島と停車する「やまびこ」に各駅停車タイプの「やまびこ」「なすの」という構成になります。スーパータイプのやまびこは・・・と書いてありますが、14両編成の列車は時刻表を見ても見当たりません。

新幹線ホームを後にして、10時4分発の花輪線大館行き普通列車を待ちます。すると、国鉄色に塗り変えられた4両あるうちのキハ58を2両、大館寄りにキハ52を1両繋いだ3両編成でやってきました。

キハ58の車内の様子です。言ってみれば、「塗り変えた」のですから、内装までは当時に戻すわけでもなく、小奇麗に改装されたまま外だけを変えた、という感じでした。それでも、外から見たら非常に絵になる景色にはなるでしょうけれど。

と言うことで、先頭のキハ52の方に腰掛けることにしました。さすがに平日(金曜日)なのでそれほど人が乗っておらず、まったりとした雰囲気の中発車して行きました。ちなみにキハ52はドアが自動ではなく、手で開けることになります。

分岐する好摩までは複線の東北本線を走行します。ディーゼル音を響かせてかなり飛ばしているようで、電車と変わらない所要時間で好摩に着きました。その後、東北本線と分かれて大きく左へカーブし、花輪線へと入ってゆきます。車内の方は、もともと多くはなかった乗客がさらに半分になった、といったところです。

さすがにカーブが多く、東北本線を走ってきたような力強さはないものの、飛ばせるところでは目一杯飛ばす、という運転でした。こちらは最初の交換駅となる大更駅で、十和田八幡平国立公園への入口となっています。

さらに、大更は岩手山への入口でもあります。盛岡を出て少ししてから左手に見えてきますが、このあたりに来ると非常にきれいに見えます。

松尾八幡平駅からは、かつてSLが3重連で牽引したという30パーミル前後の急坂を登り始めます。10分ほどかけて登りきると、安比高原スキー場の最寄駅で、一時期シュプール列車が運転された安比高原駅があります。駅を出ると、今度は坂を下って行くことになります。

列車はしばらくすると、大館寄りにターンテーブルが残る荒屋新町に着きます。ずっと気になっていたのですが、花輪線の沿線には高速道路が見えていました。実はこれが東北自動車道で、荒屋新町駅の近くに八戸自動車道と分岐する八代JCTがあります。調べる前はなんでこんなところに、と思いましたが逆にこういったところを走っている、というのが意外に感じました。さらに40分後、10分近い停車時間のある鹿角花輪駅に着き、ひさびさに外の空気を吸うことにします。

駅は島式の交換駅で、出口は大館寄りにあります。ここでは盛岡行き快速「八幡平」との交換のために長い時間停車するわけですが、乗った1929Dが鹿角花輪に着いたときは、向こうは十和田南に到着して運転手と車掌の入れ替えが始まった頃になります。やがて4両編成の列車がやってきて、12分の滞在は終わりました。

柴平に止まり、次の十和田南で進行方向が変わります。この先の方向へ延伸する計画はいろいろ考えられたようですが、実行に移されることもなくスイッチバック駅となっています。

方向が変わったことで、国鉄色のキハ58形2両が先頭となります。それでもキハ52に乗り続け、進行方向右側に腰掛けると米代川を望むように走っていました。大館までは交換駅が大滝温泉のみで、市中心に近い東大館駅など停車し、盛岡を出ておよそ3時間で大館に到着となりました。

改めて、キハ58の方を撮ってみます。盛岡駅では影の関係であまり良く見えませんでしたが、こうすると懐かしさを感じます。

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