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あっという間に、種市での30分間は過ぎようとしていました。私たちが町のイベントに浮かれていた頃、駅では客車の後ろに補機としてDE10形を連結し、待機していました。列車に乗った時間には、先ほど到着を迎えた人達がいままで遊んでいた友達を見送るかのように同様に旗を持って並んでいました。 |
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そして、その中には妙な着ぐるみがいました。片手にウニを持っていましたが、結局なんだったのでしょうか。ひとまずそれは置いておいて、今回は最も記憶に残る、乗っていて気持ちのいいSL乗車になったのは間違いないと思います。種市町の人に感謝しつつ、列車はひさしぶりに動き出しました。 |
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陸中八木を過ぎると、海岸線を離れて山道を走るようになります。SLの力だけではやはり足りないようで、双方が汽笛を鳴らしあって連携している様子が伺えました。 |
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おそらく峠に位置すると思われる交換駅、侍浜に停車しました。交換駅なのでここでも信号は腕木式で、タブレットの受け渡しとレバーの操作が、山間の比較的閑静な駅で行われていました。 |
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機関車は、わずかにホームからはみ出して停車しました。先頭から眺めていても、交換列車は結局来ないまま信号機が傾いたので、列車に戻りました。 |
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各交換駅にあるレバーです。右から2つ目のレバーが下がっているのがお分かりと思います。これを合図に列車は発車し、今までひいひい言いながら登ってきた坂道が終わったようで、今度は下り坂をすいすい進んでいるようでした。 |
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11時29分、終点の久慈駅に到着しました。一度車で訪問したことのある駅ですが、列車での訪問はやはりいいものですね。 |
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改札を通り、駅の外に出てみました。これから駅の周辺を歩き回ることになったのですが、2年ぶりの訪問でも結構覚えているもので、思い出しながら自分の足でいろいろ探して歩いていました。 |
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駅前のバス回転場では、なぜかボンネットバスの展示会が行われていました。SLの運転を機にしたものだそうですが、どういう意図があったのでしょうか。また、隣に見えるのは新型らしいバスで、試乗会が行われていていなくなったと思ったら数十分後には戻っていました。 |
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こちらは三陸鉄道の駅舎です。南を目指す鉄道ですが、JRの駅舎よりも八戸寄りにあります。日帰りでなければこの先SLに合わせて運行されているお座敷列車で宮古を目指そうと考えていましたが、残念ながらここで折り返すことになりました。 |