後編:最後の日本三景・天橋立訪問記 <2>

猪谷に戻って程なく、高山本線を一気に走破する特急「ひだ」6号が3両編成で到着しました。

指定を受けた8号車が先頭となり、前が見られるようになっていました。いずれ連結によって見えなくなりますが、1時間ほど眺めを楽しんで行きます。

しばらく山間部を走行するためカーブやトンネルが多く、その間の小さな集落に駅がある、という車窓からの景色が望めます。飛騨細江駅辺りからは古川盆地に入り、これまでの流れとは違って水田が広がる風景に変わります。

9時37分、高山駅ホームの後ろの方に止まり、前に4両を連結します。自由席を求めて並ぶ列が長く、観光だけでなくビジネスの足としても重要な役割を持った列車であることが言えます。

沿線には高山や下呂などの観光地が多くあり、下車して1つでも訪れたいと思いましたが、残念ながら通過となります。この写真は、下呂駅到着前の橋を渡るシーンで、下呂周辺を紹介するものでここを撮影したものを見かけたことがありました。

鵜沼からは名鉄線と併走しながら、11時47分にようやく岐阜に到着し、久しぶりに下車となります。このところ、乗ってはすぐ降りてのパターンを繰り返していたので、午前中ほとんど乗り通すのも疲れるものです。未乗だったので、普段より注目しながら乗っていたこともあるのでしょうけどね。

岐阜からは普通電車に乗り換えても良かったのですが、特急「しらさぎ」7号を利用することにしました。この旅2回目の乗車になりますが、1回目の高岡から富山に戻る際の利用は誤算で、今回は指定席を取ってあったので計画通りです。

大垣を出て、美濃赤坂方面と分岐する南荒尾信号場からさらに分かれて、単線の線路を走ります。こちらは垂井駅を通らない新線で、戦時中の貨物需要から建設された勾配やカーブを抑えた路線です。下りの普通列車が通っていた時期もあり、途中に新垂井駅が設置されていましたが、1987年に廃止となっており、その跡は列車からでも良く分かります。

米原から新幹線に乗り換え、300系で運転された「こだま」413号の自由席に乗ります。この特急券と同時に先ほどの特急「しらさぎ」の指定券を購入したため、「しらさぎ」の特急料金が半額になり、普通に自由席料金を払うより安くつきました。

Back <1>  Index  Next <3>