14.The Great Escape 〜日本縦断・12日間の軌跡〜 <21>

Day 6 Wednesday,July 28th

早朝、4時57分に発車する419系で運転される快速電車に乗り、途中鯖江と武生のみの停車で敦賀に到着しました。予告したとおり、小浜線に乗って西を目指すことにしたのですが、1時間ほど時間があるので、1駅訪問に出掛けることにしました。

新疋田方面には行けないので、北陸本線で1駅戻った南今庄駅を選択しました。敦賀駅を出ると、少ししてから13kmにも及ぶ北陸トンネルに入るので、景色はほとんど見られません。北陸本線はもともと山を蛇行するように走っていましたが、1962年に開通したトンネルによって高速で通過できるようになったものです。掘削中に掘り当てた敦賀トンネル温泉は有名です。今庄側にはトンネルの入口まで歩道が付いていて、列車の撮影に好適ですが、時間が10分しかないので入口をわずかに見たところで駅に戻ります。

再びトンネルへと戻り、敦賀駅では停車していた113系電車に乗車しました。小浜線は昨年2003年に電化され、125系電車が新造されましたが、カラーリングを似せたこの113系も走っています。小浜線の始発電車は、東舞鶴で特急「まいづる」4号に接続することから、「特急リレー号」と名前が付いています。

敦賀駅で見つけたポスターです。2006年には現在長浜・永原までとなっている直流電化区間を敦賀まで延ばし、大阪方面からの直通電車が走るようになる、とのことです。そのためでしょうか、前日特急「サンダーバード」に乗っていて、新疋田周辺で何度かデッドセクションにように電気が何度か消えていました。

小浜線は、リアス式海岸で知られる若狭湾に沿って走りますが、いつも海が見られるわけでもありません。そんな中、列車は美浜駅に到着しました。使われていない船が置かれていますが、1kmほど行くと海水浴場があり、町の名前が示すとおり美しい砂浜なのだそうです。ちょうどシーズンですし、猛暑も手伝ってにぎわっていることでしょう。

十村駅では、新しい125系2両編成との交換がありました。こちらは4両で空いているものの、敦賀方面への通勤通学時間帯のためか、2両では足りないように見えます。

徐々に乗客は増えてきたものの、小浜駅でほとんどが降りたため、敦賀発車時点に似たような空きようになりました。列車はさらに西を目指し、若狭本郷駅の手前で橋が見えてきます。青戸の大橋と呼ばれ、半島の末端には大飯原発があります。橋を渡って西へ向かうと、若狭和田駅へ戻ってくることもできます。

若狭高浜駅に到着しました。京都府との境にある町で、8箇所に海水浴場があり、若狭湾国定公園では最も美しい眺めが見られるとされています。さて、臨時に特急列車が運転されるときに活躍するのが乗車位置案内で、こちらは町のイメージキャラクターなのだそうです。小浜線は電化されても、そのまま通り過ぎられてしまっては意味が無い、というフレーズを聞きましたが、こうして町をアピールする姿勢は良いのでは、と思いました。

Back <20>  Index  Next <22>