14.The Great Escape 〜日本縦断・12日間の軌跡〜 <39>

水俣駅を訪問後、普通列車で1駅戻り新幹線と接続する新水俣駅にやってきました。新八代駅同様、もともと駅がなかった場所のせいか、いきなり新幹線の駅が現れたという印象の拭えないところです。

新幹線に乗るわけではありませんが、時間があったので入場券を買ってホームに上がってみました。上り博多方面ホームには待避線があり、実際に通過待ちは行われていませんが、博多まで開業したときには使われることになるのでしょう。

肥薩おれんじ鉄道のホームへ戻ることにします。もともと初野信号場が設置されていた場所にこの駅を作ったもので、交換設備はありましたが、その中間に島式のホームを作ったため、非常に狭くなっています。

乗った列車は出水止まりなので、次の列車までの乗り換えの14分を使って駅舎を探索することにします。JR時代に使われていた駅舎は使われなくなったようで、かつては駅舎の軒下にバス停があり、賑わっていた面影もなく、ひっそりと残されていたのが印象的でした。

さて、新水俣駅では食事を取る場所も店もなく、駅の売店で軽く食べた程度でしたので、出水駅の幕の内弁当でお腹を満たすことにします。出水では特産の海老などが入っており、比較的温かくできていて美味しくいただきましたが、川内行きの列車は学生などで混みあい、景色を楽しみながらは乗っていられませんでした。

川内からは、JR九州の817系電車で鹿児島中央を目指します。まだ新幹線との併走区間は続きますが、川内で肥薩おれんじ鉄道の範囲は終わり、のんびりとしたディーゼルカーから革の臭いが強烈な高速の電車に乗り換えると不思議な気分になります。

鹿児島中央まであと1駅、というところの上伊集院駅で下車してしまいました。ひとまず時間もありましたので、鹿児島近郊の駅訪問もすることにしたのです。

川内行きの列車に乗り、伊集院駅まで戻ってきました。西鹿児島駅が鹿児島中央駅に名前を変え、5文字では入りきらないのか、駅の案内板の行き先は「鹿中央」と省略されていました。

ほとんど817系電車しか走らなくなったこの区間で、例に漏れず817系に乗って薩摩松元駅を訪問しました。長年の駅建設の請願がかない設置されてから50年が経ちましたが、最近になって無人化されたようです。ワンマン運転が可能な817系が増えたことで、こういった影響があったのかも知れません。

Back <38>  Index  Next <40>