14.The Great Escape 〜日本縦断・12日間の軌跡〜 <42>

前日に乗ったノンストップの「つばめ」では34分でしたが、今日乗った各駅停車の「つばめ」は47分かかって9時5分、終点の鹿児島中央駅に到着しました。そのまま在来線連絡の改札を通り、9時27分発の特急「はやとの風」2号で、九州島内の未乗線で最後に残されていた区間、肥薩線の隼人〜吉松間へ向かうことにします。それにしてもこの列車、鹿児島総合車両所より発車の10分ほど前に来ましたが、やけに黒いという印象しか浮かんできませんでした。

さて、前日にも鹿児島に来ましたが、鹿児島らしいものを食べていませんでしたので、駅弁の『とんこつ弁当』を選びました。やはり朝から食べるには苦しいですが、肉が柔らかく煮込まれており、これを食べると鹿児島へやって来た、という気持ちにさせてくれます。

鹿児島を出ると、右手に桜島が見えてきます。九州島内でクルマを運転したことがないので、今度来るときはドライブで、とも考えています。

隼人から肥薩線に入り、最初の停車駅が古い木造の駅舎で知られる嘉例川駅です。本来は降りるつもりでまず駅舎を撮影し、駅車内に戻ってきたのですが、単線駅ながら一向に発車する気配がなく、そのまま飛び乗ってしまいました。

10時50分、終点の吉松駅に到着しました。ここから11時37分発の人吉行き「しんぺい」102号に乗り換えますが、すでに満席となっており、自由席と呼べる座席がありませんので、わずか4分で折り返す特急「はやとの風」1号に乗り込みます。

そして降りたのが、次の栗野駅です。右側の途切れている線路が、JRとなって1年も経たない1988年に廃止された、薩摩大口駅(同年に廃止され、川内を結んだ宮之城線との接続駅)や山野駅を通り、水俣へ達していた山野線の跡です。熊本県との県境を越えると、ループ線があったことで知られています。

駅舎に接した1番ホームは廃止された山野線と同時に使われなくなり、跨線橋を渡って2,3番ホームへ乗り換えることになります。18分の待ち合わせで隼人方面から来た列車は、特徴的な前面をしたキハ28系でした。

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