16.クリスマス・イブ in わたらせ <1>

 12月22日、世間はクリスマス・モード一色です。この先さまざまな場所を訪れるにあたり、意識しないわけにはいかない状態ではありましたが、24日に行われるわたらせ渓谷鉄道で行われるオフ会に参加するため、旅に出ることになりました。しかし、ここ数ヶ月は体調がかなり悪く、食欲もわかず体力も低下し、正直旅に出るのは無謀な状態でした。そんな状況の中での旅は、以下のようになりました。

 旅のトップバッターは、札幌駅を7時ちょうどに出発する函館行き特急「スーパー北斗」2号です。当初は函館まで深夜バスでの移動を計画していたのですが、それでは体が持たないという判断から、列車を使うことにしました。よく考えると、最近の函館への移動は急行「はまなす」であったり、帰りの特急「スーパー北斗」21号であったりと、夜中が多かったので、明るいうちに行けることは良かったのでは、と思っています。

 座席は、グリーン車を選択しました。と言うのも、札幌〜函館間ではグリーン車が利用できる割引切符が発売されており、今回はそのうちの列車を限定されてさらに安くなったもの(「特割グリーンきっぷ」、16,000円)を使って、ゆったりと函館を往復することになったのです。

 登別には停車せず、札幌から1時間10分あまりで8時10分に東室蘭に到着しました。まだ平日ですので、普通列車に乗って通学する姿が目立ちます。入線してくる711系電車は8時15分発の苫小牧行きで、その向かい側の2番ホームにも711系電車(同時分発、室蘭行き)がいました。

 東室蘭を出ると、左手には内浦湾が見えてきます。8時を少し回った時間でも、日の出が遅いせいか、まだ朝焼けの状態にも見えてきます。列車は伊達紋別、洞爺を通過し、札幌から2時間をわずかに切る時間で長万部に到着し、駅弁を積み込んでいました。ホームにビニール袋に入った駅弁を持って、列車のアテンダントに渡す姿は、長万部駅の恒例行事です。

 森を出ると、左手に砂原線と別れ、駒ヶ岳の右手を通っていきます。思えば、明るいうちに列車から駒ヶ岳を望むのは、2002年7月に「SL大沼号」に乗ったとき以来ではないでしょうか。こうして見ると、森で駒ヶ岳の写真から見て左側に線路が分かれ、特急で20分足らずの間で再び合流してくるとは思えない感じがしてなりません。

 大沼公園駅に停車し、名物の「大沼だんご」を積み込み発車すると、すぐに砂原線と合流して大沼駅を通過し、仁山、渡島大野を通ります。その渡島大野駅には新幹線の駅ができること(仮称:新函館駅)となっており、先日ここまで作ることは決定しました。まだ実感は沸かないものの、函館への連絡の問題を含めて、残り10数年の間にどう変わるかでしょうね。
 ちなみに、大野町は上磯町との合併が協議されており、北斗(ほくと)市が誕生する予定です。勝手な妄想ですが、私は新幹線の駅ができるなら、「新函館」よりも「函館北斗」がいいのでは、と考えています。

 もう1つ気になるのは、七飯駅に差し掛かる前で見えてくる、渡島大野、仁山駅を通らない通称「藤代線」です。すべての下り特急列車と貨物列車、一部の普通列車が通っていますが、渡島大野駅に新函館駅を作ると、藤代線に旅客列車を通す必要がなくなります。札幌方面への貨物列車はそのまま藤代線を通るのでしょうが、車窓は見ることができなくなりそうですね。

 列車は10時11分、定刻に函館に到着となりました。この日は、これ以上列車に乗ることはありませんので、この後の過ごし方に悩み、結論が出ないまま到着してしまった感じです。

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