28.道東の旅 さよなら、ふるさと銀河線 <Page.1>

 2006年の4月20日をもって、ふるさと銀河線は廃止されます。間もなく1ヶ月を切ろうとしている今、まだそんなに混んではいないだろうと踏んで、3月6日の特急「オホーツク」9号に乗り込みました。

 
 この「オホーツク」9号は、今月18日のダイヤ改正で季節扱いとなり、流氷が接岸する時期、12月から3月の間を運転する予定になっています。ふるさと銀河線の廃止時には運転されていませんので、いざ、という気持ちがありました。22時25分の発車とほぼ同時に睡眠剤を飲み込み、江別に停車したことをかすかに覚えている程度で、ゆっくりと道東を目指します。

 
 定刻通り5時15分、夜が明けきっていない北見駅に到着しました。私は何とか携帯電話のアラームで目を覚まし、降りることが出来たのですが、ここからしばらくの間の記憶が途切れています。睡眠剤も、良い事ずくめではないようです。

 
 記憶は無い中でも、こんな写真は撮っていました。道東らしい、と言える気温ではありますが、この日の天気予報では春の暖かさがやって来る、という内容でした。ですので、今シーズンでここまで冷え込むのも今日が最後、と言ったところでしょうか。

 
 ふるさと銀河線の始発、6時2分の置戸行きに乗り込みます。「オホーツク」9号から乗り継いだ人もいたようですが、ボックスシートにそれぞれ1人ずつといった態勢で、早めに銀河線の最終乗車に来て正解だったかな、と思います。

 
 北見を出ると、右手の石北本線がすぐにトンネルに入り、左側はふるさと銀河線の検車場、留置線へ向かう線路と寄り添います。やがて、右側には旧型の客車や機関車などが置かれていますが、これは一体何なのか気になります。

 
 列車は、北光社などの一部の駅を通過し、6時38分、終点の置戸駅の2番線に入りました。ここで、駅舎に接する1番線の池田行き普通列車に乗り換えます。写真では見えづらいですが、左側が1番線で、車両は右側のCR70型とは違うCR75型で、車内には飲み物の自動販売機があります。

 
 乗り換えた列車は、終点の池田まで純粋に各駅に停車します。置戸を出ると釧北峠を通り、陸別までの区間は列車の本数もかなり少ないところです。写真は、秘境駅として各地で紹介されている川上駅で、訪問を予定していましたが、体力的な面もあって止めることにしました。

 この川上駅、かつては小学校もある1000人程度が暮らす集落だったそうですが、現在この周辺にある建物はこの駅舎のみで、その事実はにわかに信じがたい気がします。ふるさと銀河線が廃止されたら、この駅舎はどうなっているのだろう、と心配になります。活気があった頃を知る唯一の存在なだけに。

 さて、ふるさと銀河線に乗るにあたり、ただ乗るだけではなく、駅訪問を考えて計画を組みました。川上駅は残念ながらパスしてしまいましたけれど、ここからは急遽セッティングした予定に沿って、駅訪問を始めることにしました。

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