セキセイインコの雛を飼っているんだけど、挿し餌から大人餌へはいつ変えたらいいの?どうやって大人餌へ替えたらいいの?
セキセイインコの雛から飼っておられる方は必ず通る道だとおもいますし、私も雛からセキセイインコを育てたのでその時は気持ちはとても分かります。 実はお恥ずかしながら・・・・うちのセキセイインコちゃんは生後8か月まで挿し餌というギネス記録にのるんじゃないかというぐらい挿し餌を食べておりました。
そんな経験もあったりで2匹の鳥さんを育て上げた私だからこそ分かるセキセイインコの雛の挿し餌から大人餌への切り替えの仕方を書かせていただきたいと思います。
セキセイインコの雛の時期っていつまでなの?一人餌へ切り替え時期は?
セキセイインコの雛の時期は、生後1か月頃までといわれています。そのころになるとそろそろ挿し餌から一人餌に切り替えてもいい時期です。一人餌に切り替える理想の期間は生後1か月~3か月ぐらいの間が理想だと考えられています。
生後1か月頃までを雛、そこから 生後5か月頃までを中雛、生後10か月頃までを若鶏、10か月~成鳥と言います。
\セキセイインコのオスとメスの見分け方はこちら/
一人餌は何をあげたらいいの?
セキセイインコの一人餌は大きく分けて2パターンあります。1つがペレット、もう1つがシードです。その2つのどちらかを主食として、副食をあげていくのが理想のインコちゃんの食事です。
ペレットはインコちゃんの必要な栄養素をバランス良く含んだ総合栄養食のようなものです。インコちゃんの体のことを考えると断然ペレットが理想なのですが、なんせ食いつきが良くないです。もし今後大人になってもペレット食でいかせたいと思っている飼い主さんは雛のころからペレットになれさせていくことがとっても大切になります。
シードは粟やヒエ、種子などのことをいいます。シードはセキセイインコが大好きで、食いつきはとても良いです。しかしシードだけだと足りない栄養素がでてくるため、副食で青菜や果物やビタミン剤入りの飲み水をあげたりと、栄養管理が少し大変になってきます。
\こちらの記事を参考にしてください/
セキセイインコの雛のさし餌卒業に失敗した場合の対処法とは?
うちのセキセイインコは挿し餌を8か月食べていました。これは明らかに挿し餌卒業失敗の例だとおもいます。
あまりに挿し餌時期が長かったため獣医師に相談したのですが、個体差もありますし、欲しがるだけずっと挿し餌をあげていても大丈夫ですよ!といわれました。
とても甘えん坊さんのセキセイインコは1年続いた子もいるらしいです。なかなか挿し餌から大人餌へ切り替わらない子は焦ってしまいますよね。
私の家のセキセイインコは一人餌を食べた痕跡がありました。ペレットが細かく砕かれていたり、量の減りもみられました。しかし、挿し餌を拒むことがずっとなかったので心配で挿し餌をあたえ続けていました。
最終的にはセキセイインコの体重をしっかりと見ながら挿し餌を3回から2回へ、そして1回にしてもセキセイインコの体重に変化がないと分かったので挿し餌をストップさせました。ストップさせても体重に変化がなかったため無事さしえさ卒業に至りました。
雛のペースに合わせて、焦らずにさし餌卒業を進めよう
ポイントはセキセイインコの個体差や性格などもありますので、焦らずゆっくり一人餌に切り替えていってあげる事です。
1か月ですぐに一人餌に変わった子もいますし、私の家の子のように8か月かかった子もいるので焦らずその子のペースにあわせてゆっくり変えていってあげてください。
シードの切り替えの場合はスムーズに移行できる場合が多いです。ペレットの場合は少し食いつきが悪いのでセキセイインコの体重と相談しながら慎重に切り替えしていってあげてください。
シードの切り替えの場合
- 床にシードをまいて一人餌をついばむ練習をさせてあげる。
- エサ入れにシードを入れてあげ、いつでも食べれる状態にしておいてあげる
- 1日3回だった挿し餌を朝と夜の2回に変える(変える前にインコの体重を測っておく)
- 体重が極端に減ったりしていない場合エサ入れにペレットを入れておいて朝、夕2回の挿し餌を1週間ほど続ける
- 1日2回の挿し餌に慣れてきたら挿し餌を夕方の1回だけにきりかえる。体重の極端な変化がないかよく観察する
- 1回でも問題なさそうなら体重を見ながら挿し餌をやめる
ペレットへの切り替えの場合
挿し餌のミルクをお湯で溶く時に一緒に一人餌のペレットも少量ずつふやかして入れていってあげます。それで少しづつペレットの味も覚えさせていってあげましょう。
セキセイインコには床に落ちているものをついばむ習性があります。
なので雛を育てている箱や鳥小屋の床にまずはペレットをまいてあげてついばむ練習をさせてあげましょう。
もしペレットでついばむ様子がみれない場合はシードも少しまいてあげましょう。(シードはすんなり食べてくれる場合が多いです)
床にペレットをまいてあげるのと同時にエサ入れを作って中にペレットを入れておいてあげましょう。(あまりにペレットをたべないのならシードも少し入れてあげます)
挿し餌が朝昼夕3回だった状態から、朝と夕2回に変えていきます。
まずインコちゃんの体重を測ります。
体重を測る時におすすめの『Tパーチ』です。こちらをデジタル計量器にのせてTパーチの重さだけ先にひいてからインコちゃんをTパーチにのせて体重をはかります。
挿し餌を1日2回に変えても体重に変化があまりみられない、ペレットをついばんでいる様子が伺える事を確認して1週間ほど様子をみましょう。体重はそんなに神経質にならなくても大丈夫です。ある程度減ったりすることはありますが極端に減ったり、極端に挿し餌の回数を減らして元気がなくなってしまったりしたら挿し餌の回数をまた増やしてあげ、インコちゃん個体個体に合わせて焦らず一人餌に移行していってあげましょう。
1週間ほど様子を見て2回でも平気そうならば挿し餌を夕方だけの1回に変えていきましょう。このころになると自分から挿し餌を拒んでくる子もいるようですが、ほしがるなら夕方1回あげてください。挿し餌1回にするの私はすごく不安で、ちゃんと昼の間ご飯一人で食べられているのかなぁ?とかよく考えて不安でなかなか飼い主のほうが挿し餌辞めるのをこわがっちゃってたのがうちの家のインコちゃんが8か月も挿し餌続いていた原因だったかもです・・・・しかしうちの子はお昼ペレット食べている形跡もちゃんとありましたし、体重の変化もなく、怖いですが思い切って1回にしてみましょう。
挿し餌1回に変えても問題なさそうならついに挿し餌卒業の時です。
最後の夕方1回の挿し餌をやめて、それでも体重の変化や体調の変化がないかよく観察してあげましょう。
挿し餌をやめてしばらくは入念に観察、体重の変化をみてあげてください。
問題ないようでしたらお疲れさまでした!寂しい思いもあるかもですが無事挿し餌卒業になります!
\留守中のインコちゃんが心配な方へ!安価で高性能な見守りカメラ/
まとめ
セキセイインコの雛は、人間の赤ちゃんと同じように大切な成長期です。だからこそ、飼い主の役割は大きく、しっかりとしたケアが必要です。
挿し餌は、生後1か月を目安に大人餌へ移行させていきます。しかし、一概に1か月で止めることができるというわけではありません。個体差があるため、しっかりと観察しながら進めていくことが必要です。
さし餌を減らしていく際には、インコの体重が重要な目安となります。デジタル計量器で毎朝餌を与える前に体重を計ることを習慣にして、毎日同じ時間に量るようにしましょう。餌を与えた後の体重を測定することで、雛がどのくらい食べたのかを確認することができます。
挿し餌からひとり餌への切り替えは個体差がありますが、焦らずゆっくり進めることが大切です。飼い主の観察力と愛情を持って、健康的に成長するインコを育てましょう。
\セキセイインコを手乗りインコにするには/